「両親が来た時に泊まれる客間が欲しい」
「先生が家庭訪問でいらっしゃったらお通しする和室が必要だ」
このように客間が必要だ!と思っているあなたにちょっと考えて欲しいことがあります。
まず客間に来る具体的な人物を思い描いてください。
そしてその人はどのくらい、どのように使うでしょうか。
一例で見てみましょう。
「お友達が遊びにきたときはリビングでわいわいと。
ご両親が泊りにきたときは客間というほど気は遣わない。
客間が必要になるのは年数回の家庭訪問のときくらい?」
と、思ったよりも客間を使うことが少ないことに気づくかたが多くいらっしゃいます。
そしてもう一つ忘れてはならないのは、客間を作るにもお金がかかるということです。
たとえば、8畳の客間だとしても収納を加えると10畳ほどに。1坪40万円だとすると200万円に加え、ふすまや床の間、仏間などを合わせるとかなりお金がかかってきます。
つまり、客間無しで来客対応ができる間取りにすれば、予算を大幅に節約することができるのです。
その1つの方法として、リビングに間仕切りで仕切れる畳スペースを作り、普段は開け放って子供たちがゴロゴロと寝転がって遊べるプレイルームのような使い方をしつつ、来客時には間仕切りを閉めて簡単に接客や宿泊ルームになるような間取り案があります。




他にもダイニングにお客さまを通すようなケースや、将来の子供部屋をまず客室と
して活かすようなケースなど解決できる間取り案はたくさんあります。

年に数回しか使わない客間に大きな金額をかけるより、工夫やアイデアに少し予算を掛けて、その分浮いたお金をその家に住む家族のために使ってみるのはいかがでしょうか。
いろいろな事例やアイデアを参考にぜひ一緒に考えましょう。
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