有名住宅雑誌に「子供を見ながら家事ができるから、対面キッチンにしてよかった!」というような内容の感想を良く見かけます。
ですが、私は子育て世代に対面キッチンを推奨していません。
対面キッチンのメリットとして「家事をしながら子どもの様子がわかる」とか、「気づいた時にすぐ声を掛けられる」などがあります。
でも、実際には、お子さまに対し何か手を動かす時には一回一回必ずキッチンをぐるっと回らないといけない。移動距離が長い。実はとても面倒です。
そこで、私が子育て世代におススメしているのは”横移動”ができるキッチンの間取りです。
例えば、子どものスタディスペースが、キッチンに対して横にあるような間取りにすれば、子供の動きを見つつも、すぐに配慮した動きをすることができます。

そして、この間取りの良いところはそれだけではないのです。
親御さんがお子さまを見て動くことができるように、お子さまも親御さんを見て動くことができる。
自分からお手伝いをするお子さまに育つ。
それがこの間取りの最大のメリットです。
この間取りにされたお客さまのご家庭では、お子さまが自分で踏み台を持ってきて、横で片付けを手伝ってくれるようになったそうです。お客さまもとてもびっくりしていらっしゃいました。
お小言をお子さまに言う頻度が3分の1に減ったら、それだけで日々のストレスが無くなります。
小さなめんどくさいが積み重なって大きなめんどくさいになる。だから少しでもそのめんどくさいを間取りで無くすって発想が大事だと私は思っています。
「めんどくさい」もご家庭によって様々です。キッチン1つとっても様々考え方があります。 まずは1度、お話しに来てみませんか?
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